第4弾オリンピック開催は「リオ」。
(2月、4月、5月掲載)
鳩山首相の戦略的視点に期待する

9月22日、ニューヨークで開催された国連気候変動サミットの開会式で
世界の要人を前に鳩山由紀夫首相が演説を行った。
国際社会で日本の存在を印象づけるには国際語による演説が必須となるが、
鳩山首相の発音はネイティブ新聞記者も及第点をつけていた。
演説の内容だが、「温室効果ガス90年比で25%削減」という
20年までの日本の削減目標を国際的に公約した。
さらに、排出量取引の導入を明言し国内対策をさらに前進させる姿勢を示した。
また、先進国が行う発展途上国への支援策を「鳩山Initiative」と名づけ、
2013年以降の地球温暖化対策には、鳩山ミッションとしてより強く臨むべきであると思う。
を日本が主導する姿勢を明らかにした。

「地球の肺」と呼ばれるアマゾン熱帯雨林が伐採及び焼畑により、
日本の国土の2.3倍も喪失している。
繰り返すが、「鳩山Initiative」により、アマゾン対策は最重要課題として取り上げるべきだ。

折から、オリンピック招致が注目を集めている。
東京都石原都知事は、当初、東京招致メッセージを皇室に打診したが失敗し、
次に、華々しく国際デビューを果たした鳩山首相に白羽の矢をたてた。
首相の渡米中に官房長官に石原都知事が総理のコペンハーゲン行きを要請した。
首相も受諾方向で検討を約し、総会出席への外遊スケジュール調整に入った。
首相のコペンハーゲン行きは内外の情勢で厳しいとは思う。
それが望ましいと思う。

日本でのオリンピック開催について、お膝もとの東京都民にも否定的意見が多い。
石原都政のでの汚点、新銀行東京の失敗、加えて築地市場の失敗から
目をそらせるためという批判もある。

オリンピックの五輪マークは5大陸を表している。
この中でオリンピックが開催されていないのは、南アメリカとアフリカである。
民主党が掲げる「戦略的」視点からすれば、
地球温暖化対策とオリンピックのリオ開催が結びつくはずである。
地球の酸素供給地であるブラジルのアマゾン流域が病んでいる。
鳩山首相がリオ開催を支持し、同時にCO2排出削減支援を行えば
「友愛」精神、「グローバルアイ」をもった国際政治家として、
さらにスケールアップできるというものだ。

ちなみに、鳩山由紀夫首相の「友愛」は祖父の鳩山一郎の精神を引き継いだものである。
一郎は、リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーの著書「自由と人生」に
感銘を受け、その思想を「友愛精神」に凝縮した。
カレルギーはリヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ=カレルギーといい、
母が日本人のオーストリアの政治家。
汎ヨーロッパ主義を提唱し、後世の欧州連合構想の先駆けとなった。
そのため「EUの父」と呼ばれている。

元衆議院議員 加藤尚彦


2009/09/28


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